2011年5月2日月曜日

ドイツ気象局 汚染拡散予想

5月3日
5月4日


3号機は核爆発だった?~海外専門家が相次いで見解

3/14におきた福島第一原発の3号機の爆発について、
海外の専門家が相次いでその爆発の異様性を指摘し、
「核爆発」の可能性に言及している。
なお、
この「原子炉の核爆発」は「原子爆弾の爆発」とは大きく異なるので注意が必要だ。

アメリカでは、
ガンダーセン(Arnie Gundersen)博士(原子力の専門家)が、
3号機は核爆発で、爆発時の黒っぽいキノコ雲は、
パウダー状になったプルトニウムではないかと言う。

3号機は黄色・オレンジ色の発火があり、その威力などからして「Detonation:爆轟(衝撃波は超音速)」で、
1号機の水蒸気爆発は「Deflagration:爆燃(衝撃波は音速)」で、両者は明らかに異なる爆発だと。

3号機では、まず水素爆発が起きて、その衝撃で保管燃料プールの中の燃料棒に核反応が起こって爆発したのだろうと氏は指摘している。

アメリカ側がこの爆発を分析しているらしいのでその結果が近々でるのではないだろうか。

確かに、
映像では爆発音が3回あるので3回爆発があったようだ。
思うに、
1回目の爆発音が水素爆発で、2~3回目で発火を伴った爆発音で、この発火は保管プール内の核燃料の核反応ではないだろうか。

なお、
3号機の保管プールには550体以上の核燃料棒があり、そのうち約500体が使用済み燃料棒。使用済み燃料棒は使用前よりも高温になっているため冷却しにくい状態にある。3号機の爆発はこの使用済み燃料棒が核反応を起こしたものではないかと推測されている。


また、
イギリスでは、
クリストファー・バスビー教授(Scientific secretary of the European Committee on radiation risks)が、ロシアの研究を引用して核爆発の可能性を指摘し、チェルノブイリ原発事故と同じメカニズムによる核爆発だと主張している。
なお、チェルノブイリの核爆発は原子炉の運転中に起きたもので、保管プール内での爆発よりも大きな爆発になる。

また、氏はインタビューの中で、
チェルノブイリの事故対応は迅速だったが、日本の対応は非常にのろいと言ってる。


では、ではと、外国の出羽の守になりそうだが、
日本ではと言ってみたいものだ。

日本では情報が隠蔽され、
専門家が自由に発言できず、
また、
発言する勇気のある専門家や、
それを取り上げるメディアも少ない。

3号機の保管プールの状態を精細な写真や映像で見れば爆発の真相は一目瞭然だろう。
高圧ポンプ車のクレーンなどからプールの状況を政府・東電は把握できると思うが、
この状況写真等は公表されていない。
だから、
相当怪しい。

福島第一原発では、
今、1,000名近い人々が必死に核燃料の冷却と放射能除去作業を行っている。
被曝を抑えるために交替制で作業は行われているので、
実際、常時動いている人は数百人規模だろう。

規模が少なすぎるのではないか。
もっと多くの人員を投入すれば、
一人一人の累積被曝量も抑制できる。

事態を正確に迅速に情報公開することで、
もっと多くの英知と人員を投入してゆける。

福島第一原発3号機の爆発についての解説

アメリカの原子炉を70基も作ってきたベテランのエンジニアである、アーノルド・グンダーセン氏が、4月26日にビデオで解説して、3月14日の3号炉の爆発は使用済み核燃料プールの核燃料によるものである可能性が高いと説明しています。
日本語解説もありますので、是非みてください!!納得します。

「東京はすでに被曝していた。」管理区域同等レベル


ビデオ・ニュース・ドットコム「小出裕章京都大学原子炉研究所助教」

福島みずほ対談11 小出裕章さん「原発停止に全力を」

政府 核兵器保有の検討していた



放射線量、埼玉で再び平常値超え 各地で上昇目立つ


東北、関東各都県で4月30日午後5時から5月1日午前9時に観測された最大放射線量は、4月29~30日に比べ、上昇したところが目立った。文部科学省によると、埼玉が毎時0・057マイクロシーベルトから0・069マイクロシーベルトに上がり、一時は下回っていた震災前の最大平常+を再び上回った。栃木は0・067マイクロシーベルトに、群馬は0・039マイクロシーベルトにそれぞれやや上昇した。
福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町では5月1日午前10時20分に17・8マイクロシーベルトを観測した。
2011/05/01 17:43   【共同通信】

2011年5月1日日曜日

世界の水道水及び食品の放射線基準値

飲料水

世界の基準値
WHO基準      10ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会 0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準 0.111ベクレル(Bq/L)

3/17までの日本の基準値
ヨウ素 I-131 10ベクレル(Bq/L) 
セシウムCs-137 10ベクレル(Bq/L )

3/17以降・現在の日本の暫定基準値
ヨウ素(I-131)  300ベクレル(Bq/L)
セシウム(Cs-137)137 200ベクレル(Bq/L)

食品


3/17以降・現在の日本の暫定基準値

・ヨウ素(I-131)
牛乳・乳製品 300 Bq/kg
野菜類 (根菜、芋類を除く。 ) 2,000 Bq/kg

・セシウム(Cs-137)
牛乳・乳製品 200 Bq/kg
野菜類  500 Bq/kg
穀類  500 Bq/kg
肉・卵・魚・その他 500 Bq/kg


ちなみにWHOでは緊急時でも合計1,000 Bq/kg以上の物は食べないほうが良いとされている。
既に政府は食品に関する放射能検査の結果は発表しなくなっており、現在の【暫定基準値】を超えたものしか報道させていない。


全国の水道の放射能 http://atmc.jp/water/ (いまだに、福島県と宮城県は未表示です)

下水汚泥から高濃度放射能=再利用停止、降雨で流入か―福島

時事通信 5月1日(日)17時43分配信
 福島県は1日、県中浄化センター(郡山市)で発生した下水汚泥から1キログラム当たり2万6400ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。県は、福島第1原発事故で外部に放出された大量の放射性物質が降雨により下水に流れ込んだと推測している。
汚泥を減量化処理してできる「溶融スラグ」からは1キログラム当たり33万4000ベクレルが検出されたという。原発事故前に処理したスラグから検出されたのは246ベクレルだった。
同センターでは毎日80トンの汚泥が発生し、うち10トンを再利用のため県外のセメント会社に搬送しているが、県は1日付で再利用を停止。事故発生以降にセメント会社に運ばれた汚泥は計500トンとみられ、実際に再利用されたかなどについては今後調べるという。 

2011.04.11 小出裕章さんインタビュー by 名前のない新聞

校庭利用基準に民主党内からも批判

 1日の参議院予算委員会で、福島第一原子力発電所の事故に関連して、政府が年間の放射線量20ミリシーベルトを上限に小学校などの校庭利用を認めていることについて、与党・民主党内からも批判の声が上がった。

民主党・森ゆうこ議員「年間5ミリシーベルトが放射線管理区域の基準値です。その4倍の20ミリシーベルト、これをなぜ子供たちの学校安全基準値にしているのか。私はこれ、絶対認められないと思うんですよ。いかがですか」

高木文科相「国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づいたものでございます。いわゆる年間20ミリシーベルトというのはあくまでも上限で、私たちは1ミリシーベルトを目指して線量の軽減を図っている」

森議員は、福島・郡山市の小学校で校庭の土を削り取ったことについて、「新学期前に政府として取り組むべきだった」と指摘する一方、「年間20ミリシーベルトという基準は認められない」と述べた。

これに対し、高木文科相は「放射線のリスクを甘く見てはいけないと思っている」と述べた上で、基準は国際的な専門機関などに従ったもので、現時点では基準を変更する考えのないことを強調した。

いわき市の学校給食4月25日より再開27日より福島県内産の牛乳も。・牛乳は安全?野菜は?

(2011.4.26)いわき市の学校給食4月25日より再開、27日より福島県内産の牛乳も。『これまで福島県産は出荷が制限されていたことから他県産の生乳が使用される予定でしたが、福島県産の生乳の安全性が確認されたことから、4月27日から福島県産も使用される予定』

(2011.4.27)いわき市の給食に福島産の牛乳と食材が使われる理由は「福島産の牛乳や食材は危険だという風評を払拭するため」と、いわき市の市長が発言。
(風評より守るべきものがあるのに……)

マクロファージと私達の健康